HiFi ZoneがNeutronHiFi DAC-V1の動画レビューを公開してます。
元は英語ですが、日本語トラックもあるので、ぜひご覧ください。
内容は以下です。
1. 製品と技術
レビュアーのHiFi ZoneはNeutron Playerの長年のファンで、NeutronHiFi初のハードウェアにとても関心があったそうです。
ESS製DAC、Sabre ES9219Q DACチップを採用し、内部にNXP Kシリーズ ARM Cortex M4 CPUを搭載することでカスタムファームウェアとデジタル信号処理(DSP)を可能にしています。
多くのポータブルDACがシングルクロックであるのに対し、DAC-V1はデスクトップクラスのように2つの内部マスタークロックを搭載。音質の妥協のなさを物語っています。
リモコン付きヘッドセットに対応しており、マイクの周波数設定など、細かい制御が可能です。
最大32Bit/384kHz、DSD256対応。THD(全高調波歪)も非常に優れていると評価されています。
2. デザインと操作性
フルメタルで、ディスプレーにはGorilla Glass 3を使用しています。
物理ボタンがなく、本体の側面や上部をタップすることで操作する、独自のタッチ操作を採用。アクションはアプリで設定できます。
アルミとGorilla Glassの組み合わせは、モバイル機器とポケットやバッグの中で傷つく可能性があるので、専用の別売レザーケースの使用を推奨しています。
3. 設定アプリと機能(DSP/EQ)
PC版とモバイル版があり、ファームウェアのアップデートや詳細設定が可能です。
DSPとパラメトリックEQ
Neutron Playerの優秀なパラメトリックイコライザーと同じエンジンが内部で動作しており、音質を細かく設定できる点も特徴です。
設定はDAC-V1本体に保存されるため、設定すれば、どのデバイスと接続しても設定が失われません。
4. 音質評価
「このクラスで最も小さく、しかし断然最も大きなサウンドを持つデバイス」と結論づけられています。
- 低音:非常に深く、速く、クリーン。
- 中音域:非常にクリアでディテールがあり、ボーカルのニュアンスや感情を正確に伝える。
- 高音域:非常にオープンで透明感があり、聴き疲れない。これまでにテストしたUSBドングルの中でも最高の高音域の伸びとスムーズさを実現。
- ディテール:非常にクリーンで背景は「黒い」。今まで聴いたことのないディテールを発見でき、音楽ライブラリを再発見できるレベル。
- 音場(イメージング):ほとんどのポータブル機器では音場が頭の中で展開されるが、DAC-V1は音場を頭の外側に移動できるほど空間表現が優れている。
結論
レビュアーはDAC-V1の音質に惚れ込み、NeutronがデスクトップクラスのDACをリリースすれば、真っ先に購入すると宣言しています。
「最高クラスの推奨」で、「全く予想外の素晴らしい驚き」であったと評価しています。