※ネットワークオーディオでも重要なケーブル、LANケーブルで参考になる記事をSONICASTのブログから翻訳転載します。
LANケーブルを数種測定
元記事 2024/3/28 17:38
https://blog.naver.com/sonicast1/223398364125
こんにちは、ソニキャストです。
今回新たにネットワーク性能認証用測定装備であるFLUKE社のDSX2-8000を研究所に導入しました。
※訳注:アメリカのワシントン州に本社があるFLUKE networks社の何百万円もする業界主要な測定器
その機器を使って、市販のイーサネットケーブルをいくつか測定してみました。
測定機器:
DSX2-8000 本体とリモコン
DSX-PC6AS パッチコード アダプター
測定ケーブル
ベルデン CAT6
K社 CAT8
C社 CAT8
N社 CAT5e
測定結果:
1.ベルデンCAT6ケーブル
CAT6ケーブルであるにもかかわらず、CAT6A認証試験に合格しました。
2.K社 CAT8 ケーブル
CAT8ケーブルですが、CAT6A規格認証を通過できませんでした。
追加確認のために独自製作したテンプレートでNEXT値を再確認してみました。
CAT5e規格ケーブルだと推測されます。
C社CAT8ケーブル
リターンロス(RL)のしきい値は、250MHzまでCAT5e、CAT6、CAT6A、CAT8規格ともほぼ同じです。
このケーブルの場合、250MHz以下のリターンロス値に大きな問題があるため、CAT5e規格を満たしていないケーブルであることがわかります。
N社CAT5eケーブル:
このケーブルも250MHz以下のリターンロス値に大きな問題があるため、CAT5e規格を満たしていないケーブルであることがわかります。
数種のケーブルを測定した結果、販売されているスペックと実際の製品性能に差がある製品が相当数市場に存在すると確認しました。
後続の内容として、良いイーサネットケーブルを選んだり製作したりするための関連情報を予定しています。
[出典]SONICASTのブログ