オープン型イヤフォン
オープン型でも何でも聴いても良く分からない
そんな方でも、iPhoneの付属イヤフォンとUBIQUO(UCOTECH)のES903を使って、今回紹介する9曲を聴き比べていけば、オープン型イヤフォンがどんな音で他のイヤフォンとどう違うのかが分かります。
再生環境
- イヤフォン:
UCOTECH UBQ-ES903
APPLE EarPods - DAC&ヘッドフォンアンプ:izo iHA-21EX-ZIII
カタルシスト
RADWIMPS
付属イヤフォンでも立体的な音場で、低音から中域に迫力がある。デッドなA-Bメロと、壮大なサビでスケールの大きな曲を楽しめる。
ES903は冒頭で乾いた音に感じるかもしれない。しかし最初のサビで印象が変わる。中域から高域がリアル。そしてサビ後の語りパートで、低域から高域まで自然にスケールが大きい。過剰な音の演出をしない音だと。そしてSEが入ってくると更にその印象が強まる。効果音を含めた各パートが見事に鳴り分けされる。後半のダブルテンポになってからの疾走感は完全にES903の舞台になる。
ES903で鳴らした後、再び付属イヤフォンで聴くと、ゲームセンターかカラオケボックスで音楽を聴いてるように響きを作った音に感じる。
オープン型イヤフォンが音はもちろん、響きも自然に鳴らすことで音を完成させていることが分かる比較を楽しめる。
Loser
Kenshi Yonezu
イントロからベースとドラムのアタックの迫力を相当なレベルで楽しめる。
ES903ではイントロのギターの音が良くて笑えてくる。ドラムとベースのアタックはそのままに、ボーカルの届き方がまるで違う。
ベースでノリたいなら付属イヤフォン、リズムに乗るギターとボーカルでノリたいなら断然オープンイヤフォンのES903。
Don’t Go Breaking My Heart
Backstreet Boys
BACKSTREET BOYS、来ましたね。超ヒットアルバムのミレニアムから19年。オジサンになったなあと感じるも、自分はそれ以上にオジサンになっているわけで。
(最近19才の青年と仕事をする機会があり、我が子よりも年下なことに衝撃を受けました…。それでも17才で通してますが)
この曲、付属イヤフォンで聴いても素晴らしいです。そして、ES903で聴くと驚きます。え、この低音、今どのイヤフォンで聞いてたっけ?と。トップアーティストの最新音源だとイヤフォンの鳴り方まで限界を超えてくるようです。
Mosquito Bite
Alexandros
イントロのベースとギターからセンスが光るリフ。相変わらずカッコイイ。90年前後のハードロックブームからオルタナティヴへの激しさと楽しさを彷彿させる曲。かなり好きでよく聴いてます。
付属イヤフォンでもES903でも何でも好きなイヤフォンで聞いてください。聞き所はギターです!
平井堅
トドカナイカラ
え?こういう曲だったの?と、スピーカーやテレビで聴いてる印象と、イヤフォンで聴く印象はかなり違うはずです。
音が少ないボーカル曲で、ES903の真価が垣間見えます。声と響きと、幾重ものコーラスと、伴奏と、素晴らしい味わいで楽しめます。オープン型イヤフォンの良さを実感できる曲。
ブレス
ポルノグラフィティ
付属イヤフォンでも映画館で見るCMのような迫力ある音で楽しめる。
もうここまでの数曲を付属イヤフォンとES903の聴き比べをしてくると、この曲でも音の違い、そして付属イヤフォンの音、ES903の音がつかめてきてるはず。ES903、良いイヤフォンですよね。ほんと。
DA PUMP
if…
DA PUMPの新曲が流行ってます。ISSAのグループなのとこの曲くらいしか知識がありませんが、もうこの曲も18年前です。
どうでしょうか。この曲まで来るとイントロだけで、あー、これがオープン型イヤフォンの音、ES903なんだよな、ともう完全に音がつかめてきた事でしょう。
自然に良い音、普通に良い音という事が、普通なことじゃなく特別なことだと分かっていただけたはずです。
Done For Me
Charlie Puth Feat. Kehlani
もう何ヶ月も試聴曲に入れてる2曲も聴き比べます。
当然ですが、付属イヤフォンでも素晴らしい音で楽しめます。
オープン型イヤフォン、中でもダブルドーム振動板で鳴らすES903。
今回の9曲でEarPodsとES903で聴き比べると、オープン型イヤフォンの真価がお分かりいただけたはずです。
そして、このES903はオープン型イヤフォンのベーシックモデルなんです…