音楽をもっと楽しむために・2015

「音楽をもっと楽しむために」
そのためにzionoteはありたいと思ってます。

DAC、DDC、イヤフォン、ヘッドフォンアンプ、どれも音楽をもっと楽しむための道具であって、それらを売る事自体が目的では無いと常に心がけてます。

ハイレゾ元年

去年、2014年は「ハイレゾ」という言葉が広まる1年でした。
24Bit、96kHz、192kHzという曲の再生はパソコンでそれほどお金をかけなくても10年以上前から可能でした。

それがどうして急に「ハイレゾ」という言葉が広まってきたのか。10年前と何が変わったのかと言えば、大企業が24/192など、いわゆる「ハイレゾ」再生のオーディオに参入したためでしょう。

マーケティングのハイレゾ

大企業はたくさん売れる、たくさん儲かると判断しての参入ですが、たくさん売るために、24/192というより「ハイレゾ」と言った方が売るのに分かりやすいと考えたのかもしれません。

音楽をもっと楽しむ方法とは

音楽をもっと楽しむために、音が悪いより良い方が楽しめるはずです。
しかしハイレゾなら楽しめるのかと聞かれれば、100%楽しめます!とは私は言い切れません。
理由はハイレゾ再生を経験している方ならば分かるはずです。

ハイレゾを例えるならば

例えが分かりにくいかもしれませんが、ハイレゾは車で言えば高級車ではなくレーシングカーやスポーツカーです。
乗りやすさや扱いやすさでは一般的な大衆車の方が優れていて、レーシングカーならばどのような乗り方でも100%優れているとは言えません。
ハイレゾもこれと同じ事が言えます。

簡単になってきたハイレゾ

ハイレゾ再生はここ数年で各段に簡単に再生できるようになってきました。
以前にようにパソコンのケースを開けて内部基板に拡張カードを付ける必要はありません。USB-DACをUSB接続するだけです。
Macならばドライバーのインストールも必要ありません。
Windowsでも24/96ならばドライバーのインストールをしなくても自動認識で再生できます。

ポータブル化で更に簡単なハイレゾ

スマートフォンの普及で、ICとバッテリーも急激に進化し、ウォークマンやスマートフォンでもハイレゾ再生ができるようになってきました。
パソコンさえ不要で、イヤフォンをポータブルプレイヤーにつなげばハイレゾ再生ができる時代です。

ハイレゾ≒高音質≒音楽をもっと楽しむ

CDは16Bit/44.1kHz、ハイレゾはCDを超える24Bit/96kHzや24/192。
Bit数は元の音を正確に再現するための情報量です。
Hzは再生する音の高さの上限です。

ビット数は8ビット、16ビット、24ビットなどがありますが、CDは16ビットあれば十分に音が良いということで決められました。しかし実際には多くの人は18ビットか20ビットくらい必要なんじゃないのか?とも言われてきました。

Hz、ヘルツは44.1k、48k、96k、192kなどがあります。CDは44.1kHzあれば人間が聞こえる音の全てを収録できるので決められました。実際に12kHzくらいから聞こえなくなって、音楽では14kでほぼ聞こえなくなり、16kHzでは超音波というような音になります。
何キロヘルツまで聞こえるから耳が良いという考え方もありますが、生演奏のコンサートならともかく、録音された音を聴く場合、一般的に思われているように20kHz以上の音を録音するような特殊なマイクで録音してません。

ビット数と周波数

ビット数は音を再現する情報の精度なので、16ビットよりも24ビットの方が良いと言えます。
周波数はCDの44.1kHzでも聞こえない音の高さまで録音してあるのに、更に聞こえない高さの音を再生しようとします。しかし実際に44.1kHzと96kHzの同じ曲を聞いてみると違って聞こえたり違いが分からない時もあります。また同時に聞いても分かるという人と分からないと言う人もいます。

ハイレゾ≒高音質

ハイレゾとは、音を再現する精度であるビット数と、聞こえない高さまで録音する周波数を、CDを超える情報で再生します。
その意味で、ハイレゾは高音質と言えます。
しかし必ずイコールだと言い切れないのは、ビット数も周波数も情報を記録する箱のサイズであって、実際に記録されている情報がCDを超えるハイレゾか簡単に分からないのと、もともとCDの規格自体が人間の耳には十分を超えるレベルの音質であるためです。

高音質≒音楽をもっと楽しむ

音が良くなって、良いことはあっても悪い事はありません。
ハイレゾはCDよりもほぼ高音質ですが、情報量が増えるのでデータ量も増え、パソコンやプレイヤーに保存しておける曲数が減ります。ダウンロードする時間も長くなります。難しさも最近は改善してきましたが、トラブルが起きる可能性が増えるのも事実です。

ハイレゾ以外で、「音楽をもっと楽しむために」

オーディオのハイレゾは、テレビで言えば高画質で見ることです。
映画やドラマ、サッカーや野球などのスポーツ番組などをテレビで見るとき、画質が悪いより高画質が良いに決まってます。

論点が違うと感じる人がいるかもしれませんが、「楽しむ」という点で考えてみると、家族や友人と飲み食いしながら見るテレビは楽しいものです。オリンピックなどのスポーツなど、特に簡単に思い起こせるはずです。
この時、高画質で見ることと、誰かと一緒に声援を送りながら見ることと、どちらが楽しいでしょうか。

音楽を誰かと聴く

テレビと同じく、音楽も1人ではなく誰かと聴くと楽しい。こんな簡単なことを忘れてしまっていることが私自身よくあります。
好きな曲はマニアック過ぎて一緒に聴ける人がいない。近所迷惑でスピーカーで好きな曲を鳴らせない。良いスピーカーを持ってない。そんなこと問題じゃありません。
お互いに好きな曲を聴きあえば良い。普段、テレビで聞いてる音量で音楽を聴けばいい。ハイレゾにこだわる必要なんて何も無い。テレビのスピーカーだって良いはずです。
そんなのオーディオじゃないという考えも関係ありません。

ハイレゾという言葉をきっと知らない、家族や友人に、ハイレゾという言葉を使わずに音楽の話しをしてみてはいかがでしょうか。
サッカーのワールドカップの中継を家で一緒に見ようと誘うように、家で音楽を聴こうと声をかけてはいかがでしょうか。音楽聴きながら○○を飲み食いしようよと。
最近、zionoteにお客さんや友人が来て、ハイレゾがどうとかDSDがどうとか専門的な話しは抜きに、この曲はどうとかライブでの演奏はどう変わるとか、そういう話しの場にオーディオがあるって良いなと感じることが多いです。
foobarでWASAPIがどうとかASIOがどうとか、AudirvanaPlusでDirectModeだとかの設定や聴き比べも楽しいですが、そういったことについて、メールやtwitterではなく会って一緒に音楽を聴きながら話すというのは、展示会や試聴会とはまた違った楽しさがあります。

USB-DACやDDCなど、zionote製品は何も関係無い内容ですが、新しい機材を買わなくてもドライバーのインストールもしなくても、「音楽をもっと楽しむために」できることかもしれません。

 

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