難産の名機、BlueGear CS-2

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カナル型イヤフォンで、アメリカのBlueGear製、CS-2が7月から人気が再燃しつつあります。

どうして販売数が増えてるのか、検索してもどこかで話題になっている様子もなく、問屋さんに聞いても分かりませんでした。

BlueGearのCS-2は2015年の3月に発売、7月に現行色のブラックを発売しました。
このイヤフォンも企画から発売まで時間がかかった機種で、最初のサンプルが届いたのは記録も見ると2012年です。

CS-1とCS-2を開発していて、CS-2の方が上質な音ですが、私はCS-1のシンプルな音も好きでした。
しかし生産の段階で、CS-2とCS-1の製造コストがあまり変わらないということでCS-2のみを販売するというメーカー判断になりました。

私が最初に聴いた2012年からかなりの完成度で、遠からず発売できると思いましたが、実際は翌年、翌々年になっても完成せず、2回目のサンプルが届いたのは2014年でした。

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2014年末に限定的にモニターテスト販売を行い、2015年春の通常販売へとたどり着きました。
とても難産ですが、それだけ良いイヤフォンに仕上がっています。
形が独特なので、使いにくいと思われたりマニアックなイヤフォンだと思われるかもしれませんが、音はとても広くスムーズで解像度もあり上質です。

耳の大小や形の違いでイヤフォンが耳から落ちてしまう場合でも、補聴器をベースにした付け心地の良さでイヤフォンを使えます。
変わった形に、耳とフィットする独自のノウハウがあるんです。

イヤフォンの常として、CS-2も耳への装着具合で音のキコエ方が大きく変わります。
イヤーチップを耳にギュッと入れて、耳たぶでちょうどフィットするように装着して、音が良く聞こえる感覚をさぐってみてください。

販売はヨドバシカメラ、ビックカメラ、amazon、そしてe☆イヤホンさんの大阪本店と秋葉原店では試聴機も展示しています。

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