X6-DDC-femtoとその先

デジタル／デジタル 変換器

DDCとはデジタル信号をデジタル信号に変換する、Digital/Digital コンバーターで、元々は光デジタルと同軸デジタルなど、端子の違いや信号規格の違いを変えるための変換器でした。

デジタルだから音は変わらない？

デジタルなら信号が変わらないからメーカーや機械が変わっても音は変わらないと、30年ほど前は本当にそう思われていた事がありました。
CDはデジタルデータだから、100万円の高級CDプレイヤーでも、安いCDプレイヤーでも音は変わらない、変わるはずがないと。

PCオーディオ、USBオーディオでは10年くらい前までそう言う意見もありました。

理論としてのデジタル

理論としてのデジタルはゼロかイチか、有るか無いか。
間違えようがない、変わりようがない、更にコンピューターの仕事なので正確なはず、そう考えられていました。

実際のデジタル信号

デジタル信号は理論のように正確ではありません。
理由は、アナログ信号だからです。

簡単に言えば、アナログ信号が強い時はイチ、弱い時はゼロ。

どれくらい強ければイチ？弱ければゼロ？
どのタイミングで強弱を分けるのか。
イチからゼロ、ゼロからイチへの変化中の時間はどうなるのか。

正確じゃない信号を、正確なゼロとイチにしようとしてるだけで、どうしても間違えが発生します。
発生しても問題が無いように訂正でき、訂正できなくても補正で（それほど）問題なくでき、補正もできないと、映像だと画質が乱れたり止まったり、音声だとノイズが出たり止まったり、パソコンやスマートフォンの通信でも遅くなったり途切れたりします。

デジタルデータは変わらない？

データファイルやUSBメモリーのデータをコピーしたら内容が変わる、なんて事はありません。
でもそれは、内容を変えずにコピーできるまで、何度も繰り返して確認してるからです。処理が速いから気にならないだけなんです。

保存データは変わらなくできる
ストリーミングは間に合わない

これが結論です。
正しいデジタル信号をコピーできるまで繰り返す時間があるか無いか。

ストリーム信号（※ストリームとは川のように連続した流れの事）は映像や音声のように、次から次へと信号が流れてきて、何度も繰り返す余裕がありません。
そのために、映像や音声などのストリーミングには高精度なデジタル信号が大切という事になります。

デジタル／デジタル コンバーター

単に端子や規格の変換を行う機械だったデジタルコンバーターから、その発想を超えて、光と光、同軸と同軸など、同じ端子、同じ規格でも、信号の精度を高めるためのDDCとして開発されたのが、JAVS X6-DDC-femto。

JAVS X6-DDC-femto

• 全てのデジタル入力（AES/EBU、同軸、光、USB-PC/iOS/Android）を非同期処理によるフェムトクロックでリクロック（リサンプリング）可能。PASS(OFF)も可能。
• 入力デジタル信号をフェムト秒（100万分の1秒）の精度でリクロックし、超高精度なデジタル信号をDACに出力。
• ガルヴァニックアイソレートによる電磁ノイズ遮断
• USBの電源線もアイソレートを行いノイズ遮断
• 超低ノイズ定電圧電源回路

入力信号に同期したアップサンプリング処理ではなく、非同期処理で独自の超高精度クロックでリクロックを行える高音質化技術を開発し初搭載したモデルです。

そして、X6-DDC-femtoがモデルチェンジして近日発売予定です。