レコード再生と縁が無さそうなzionoteですが、インシュレーターやラックを数多く開発しているHiFiStayというブランドを扱っています。
ハイエンドスピーカーに使われるHiFiStay
非常に優れた制振技術でヨーロッパのハイエンドスピーカーの試聴イベントや展示会でも使われているほどです。
「制振アクセサリーを日本のオーディオファンに使ってみてほしい」と、HiFiStayの社長と音響アドバイザーと通訳の方が数年前に来日し、zionoteに連絡が来て打合せしました。
HiFiStayとzionote
「高級オーディオ専門店や量販店を何軒も回って、高級オーディオとオーディオアクセサリーをたくさんの中から選べる店が見つからない」との事。
秋葉原、お茶の水、新宿、池袋の数店を伝えましたが、どこも既に回ってきたそうで、もっと品ぞろえが豊富な店で販売したいとの希望でした。
秋葉原やお茶の水の店でもまだ満足できないとなると、もうその場で思いつく店が無く、zionoteで扱ってほしいとのことで、販売店を紹介するだけの予定がzionote扱いになった経緯です。
スピーカーだけでなく、アンプやCDプレイヤー、ターンテーブルの振動対策による音質向上のためにインシュレーターやラックを開発しています。
※受注生産で、ご注文からお届けまでだいたい数週間かかります。
レコードプレイヤーの安定再生
ターンテーブルが本来持っている安定性を発揮させ保持するレコードクランプ、Dharma。
レコード盤の上に乗せるだけで何が変わるのかと疑問に思うのが当たり前です。
しかしプラスチックの軽いトレーを回転させるのと、陶器を作る重いロクロを回す違いを想像すると、回転の安定性が想像できます。
極端に言えば、軽いと回転にムラが起きます。
そのムラがテンポの悪さ、音程の悪さになり、ノイズよりもたちの悪い音質劣化になっています。
重い回転でムラが減って安定すると、テンポも音程も安定し、今までがどんな音で聴いてたんだと、愕然と笑えてきます。
回転の安定の次は、振動の対策
回転の安定性を向上させ、次は振動の対策効果です。
重い回転で安定させるだけであれば、バランスの良い重りを乗せるだけでも似た効果は得られるかもしれません。
しかしレコード盤の回転と振動、ターンテーブル自体の振動、ラックの振動も音質に影響します。
そんな小さな振動まで気にしても仕方ないという考えもありますが、レコード再生はレコード針のごく細かい振動で音を拾って、そのごく小さい信号から増幅して音を鳴らすので、小さなノイズも大きくなり、ごく小さな変化も大きく増幅して音に影響します。
HiFiStayの真骨頂は振動の消散技術
単なる重りではないHiFiStayのレコードクランプ「Dharma」は、ターンテーブルのシャフト(回転軸)に取り付けてレコード盤を安定させます。
そしてシャフトをセラミックベラリングを経由した3つのスプリングで保持し固定します。
Dharma本体内部には5200個ほどのステンレスボールとセラミックボールが入っていて、振動によってこれらが微細に影響し、振動の影響は熱エネルギーに換わって消散します。
ジルコニアセラミックボール
Dharmaにステンレスボールと共に内包されているセラミックボールはジルコニアセラミックで、宇宙産業やF1のブレーキにも使われる非常に高強度の素材です。
Dharmaがターンテーブルのシャフトを保持する接点にも使われ、半永久的に機能します。
スタビライザーとしてのDharma
この振動を消散させる構造をスタビライザーとして利用するためのスタンドがDharmaにはセットされています。
CDプレイヤー、アンプ、スピーカー、DAコンバーターなどにも使われています。