説明
デジタルオーディオをしている全ての方に強くお勧めします。
Waversa SystemsのNoise IsolatorであるEXT1シリーズは、デジタルオーディオを使う多くのユーザーに効果が実証されています。
EXT Referenceシリーズは本格ハイエンドオーディオユーザー向けの製品で、Level 10の音質向上技術が投入され、アルミ切削ハウジングで振動とさらに向上したノイズ除去技術が搭載し、何より優れた音質でその性能を認められています。
Waversa Systems Noise Isolatorシリーズは、単にデジタル信号ノイズの電気信号を分離するのではなく、デジタル伝送時に必然的に発生するノイズのみを分離する新技術です。
コンピューターストリーミングとノイズ
パソコンでネットワークを利用したストリーミングは、各種ノイズに無防備にさらされ、繊細な感性を伝える音楽においては、デジタルは「冷たい」、「荒い」、「音楽的ではない」といった否定的な要素があります。
W Noise Isolatorシリーズは、電磁波を利用してノイズを除去する技術を用いています。この構造で、LANポートから発生するノイズと外部で発生するノイズを除去し、音楽的なニュアンスを活かすことに重点を置いた製品です。
この機器を「アイソレーター」と呼ぶのは、単にノイズを隔離するという役割に対する抽象的な名前ですが、実際の内容は単純ではありません。
EXT Reference 測定結果
デジタルシステムで最も問題となるのは、デジタルシグナルのオーバーシュートとアンダーシュートです。
これにより様々なノイズが発生し、AD、DAに影響を与えるため、これらのノイズルを取り除くための努力を絶えず行っても、根本的に取り除くことは不可能であるといえます。
ADといえばカメラ、マイクのようなデバイスであり、DAといえばDAコンバータ、TVスクリーンなどのデバイスでしょう。
Waversa Systemsアイソレーターの性能究明の実験を行った内容を公開します。
まず、WNAS3の内部FPGAとDACチップ間のオーディオクロックにオシロスコーププローブを接続します。
この部分は外部から回路的に離れている部分なので、性能検証に適した位置です。
上部に見える赤い線をスコープにつないで測定します。
写真の下端は外部端子入りで、ここにLANアイソレーターを接続してテストします。
まずアイソレーターなしで測定した結果です。
プローブが遠く離れているため、やや高い値が出てきますが、相対比較なのでしなければなりません。
画面の右下に見ると、クロックのアンダーシュートが480mV程度であることが分かります。
続いて、LANリファレンスアイソレータを接続して測定します。
ギガビットで接続されており、測定値が416mVになり、64mV減少しました。
これは全体的なインパルス性ノイズが10〜20%減少したことを示し、この結果がDACを経てアナログ出力に反映されます。
つまりDAC動作時にそれだけノイズの影響を受けにくくなります。
更に、以下はWLAN2ケーブルを利用して100Mbpsで接続しました。
この数値は384mVで96mV減少しています。これは100Mbpsで使った時の影響がより多く、20%をはるかに超えるノイズ低減が行われていることが分かります。
100Mbpsと1Gbpsの違いはなぜか?多くの方が疑問に感じますが、これは100Mbpsと1Gbpsの信号方式が違うからです。
1Gbpsは0と1のデジタルではなく、複数のビットを表現する方法で比較的アナログのような信号を持っているため、アイソレーターの効果が少なくなります。ギガビットのみでお試しの方は、ぜひ100Mbpsでお試しください。
正確なデータのため繰り返しテストしても結果は同じで、リファレンスアイソレーターの性能がお分かりいただける事でしょう。
WLAN-isolator-Ext-Reference 製品情報