hiFace EvoとMacOSXとUSB Audio Classと

M2TECHのhiFace EvoはhiFaceと同じくUSB接続で24/192に対応したエポックメイキングな機種です。
SPDIFはもちろん、I2SやSTリンクの出力もあり、このSTリンクを目的にお使いのオーナーさんも多いようです。

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StyleaudioがCARATでPCオーディオを開いたように、M2TECHはhiFaceでUSBのハイレゾを切り開きました。

 

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USB Audio Class

USBオーディオには大きく2つ、USB Audio Class 1.0、USB Audio Class 2.0の規格があります。

16/48の壁

USB Audio Class 1.0は1998頃に規格化され、なんとなく16/48まで使えると思われていましたが、TENORチップの登場でドライバーを使わなくても24/96に対応するということで一気にUSBオーディオの可能性が開きました。AUDIOTRAKのDr.DAC2やStyleaudioのCARATなどです。
それまではTIのPCM270x系が主流で、USB1.1接続で16/48が上限だったので画期的な進歩でした。

24/96の壁

ながらくUSBオーディオは24/96までという時代が続きましたが、2009年にM2TECHがhiFaceで24/192に対応しました。
USB Audio Class 1.0では24/96止まりなので、M2TECHは独自のカーネルストリーミングドライバーを開発することで限界を超え、24/192対応に成功しました。

USB Audio Classは2009年にUSB Audio Class 2.0が決まり、当時のMacOS10.6は10.6.4で対応しました。これはUSBオーディオにとって大きなできごとでした。

Windows…

WindowsもWindows7でUSB Audio Class 2.0に対応する、8でやっと対応する、8.1で今度こそ対応すると言われ続けてますが、来年登場予定のWindows10でも、まだUSB Audio Class 1.0止まりでUSB Audio Class 2.0は検討中、とのことです。

M2TECHのKernelStreamingDriver

hiFaceやhiFace EvoはUSB Audio Class 2.0ではなく、M2TECH独自のカーネルストリーミングドライバーで動作します。よってMacOS10.6.4以前、10.4から対応します。
しかしここ最近のMacOSの仕様変更が大きいようで、MacOS10.8、そして10.9への対応に時間がかかりました。更に10.9用ドライバーは、10.8までのカーネルストリーミングドライバーが入っていると動作不良を起こすためアンインストールが必要な場合もあります。
zionoteでは未確認ですが、アンインストーラーでは完全削除できず、10.8までのドライバーを削除するためにOSのクリーンインストールをして使ってるというオーナーさんもいらっしゃました。
MacOS10.9で一筋縄ではいかないので、10.10対応についてはM2TECHのアナウンス待ちです。

MacOS…

MacOSの仕様変更は大きく、ドライバーの変更を必要とするのはhiFaceだけではないようで、オーディオ機器だけではなく多くの製品がドライバー対応を必要としています。

ハードウェアだけではなくソフトも同様です。
Macユーザーなら定番のAudirvanaもMacOSの仕様変更でインテジャーモードが使えたり使えなかったり、ダイレクトモードを必要としたりしなかったりと右往左往しています。

hiFace/hiFace Evoをお使いの場合、MacOS10.8までは問題ありません。
10.9では10.8までのドライバーを削除する必要がある、場合があります。しなくても大丈夫な場合もあります。削除できない場合はクリーンインストールする場合もあるそうですがzionoteでは未確認です。
10.10対応についてはM2TECHがアナウンスを出していません。

hiFace EvoをSTリンク目的にお使いのオーナー様は、旧バージョンのドライバーが入っていないMacで10.9を使うか、10.8で使うかのどちらかをお勧めします。

 

 

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