2012年販売ランキング:USB-DDC編

2012年、色々ありました!
年末ということで、今年の販売ランキングをUSB-DDC、USB-DAC、DAコンバーター、周辺機器、ケーブル、イヤフォン、ヘッドフォンアンプとカテゴリー別に集計して発表します。
複合機など各機能があるモデルはそれぞれのカテゴリーで集計します。

2012年販売ランキング:USB-DDC編

パソコンのUSBポートに接続して、パソコンの音声をオーディオ機器へデジタル出力するのがUSB-DDCです。
デジタルのUSB信号をオーディオのデジタル信号に変換するので、デジタル/デジタル・コンバーターでDDCと省略し、USB信号を元に変換を行うのでUSB-DDCと言ってます。

zionoteが扱うUSB-DDC、2012年の販売ランキングを発表します!

第5位

SOtM dX-USB HD
dX-USBHD_1オーディオとパソコンの両面から音質向上を考えていくうちに、時代がPCオーディオになり追いついてきた流れのブランドがSOtMです。

今でこそ多くのブランドがUSBを使ったPCオーディオに取り組み、USBでもオーディオとして全く問題の無いモデルが多く登場していますが、3年以上前からSPDIFよりもUSBの方が音を良くできると言い、実際にそれだけのUSB-DDCやUSB-DACを作ってきました。

そのSOtMが作った最新USB-DDCがdX-USB HDです。

dAC-200(日本未発売)に代表されるハイエンドオーディオ技術。
TCXOや小さなクリスタルを使わずにフルサイズの大きなオシレーターを使うことなどから分かるように、音に関わる部分は徹底してオーディオの見地で考えた作りをするのがSOtMの特徴です。

そして3年以上前にUSBでもSPDIFを超えるモデルを作ったPCオーディオ技術。
同じUSBコントローラーを使う他ブランドの製品と比べても音のクリアーさに差があります。
デジタルオーディオ、PCオーディオ、そしてハイエンドオーディオに渡る幅広い技術を持つSOtMがPCオーディオの要として作ったUSB-DDCです。

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ただし、再生曲の周波数インジケーターこそあるものの、スイッチも操作も何も無く、パソコンからの信号をDACに送るだけで面白みに欠けると感じる人もいるかもしれません。
質実剛健というのとは違い、音のために自身は透明でいるような、強い存在感がありながら主張せずあくまでも音だけを発する、というようなモデルです。

 

第4位

M2TECH hiFace Evo
evo_04位はM2TECHの多出力型DDCのhiFace Evoでした。
hiFaceをベースにし、クロック入力に加え、多くのデジタル出力形式に対応したhiFace Evoシリーズの基幹となるモデルです。

USBオーディオで24/192に対応し、ハイレゾ再生が普及するきっかけを作ったのがM2TECHのhiFaceです。
USB入力と同軸出力の一体型でシンプルな構造のhiFaceを元に、USBケーブルでの入力シャシーとなり、外部電源、I2S、光、AES/RBU出力にも対応しました。

ドライバーはWindowsもMacもhiFace共通というかUSB部分自体がhiFace共通なので安定性も非常に高いです。

今でもたまに「hiFaceがAMDパソコンで動かない?」とお問い合わせをいただきますが、hiFaceの初期ロットがAMDチップセットとの相性問題がありましたが、発売から数ヶ月で完全対応となり、3年近く前に販売店さんや問屋さんの在庫を含めて解決済みです。

USB-DDCの特徴とも言えますが、USB信号の入力を受けて、デジタルオーディオ信号を出力するための機械なので、hiFace Evoも設定やスイッチなどがありません。
導入時にドライバーをインストールし、電源とケーブルをつなげれば、それ以降にすることといえば音楽を聴くだけです。

メーカーのM2TECHではLinux用ドライバーも提供しています。
Linuxについてはサポート対象外なので、インストールや使い方のお問い合わせはご遠慮ください。
(実際にちょっと難しいです。が、ネットで検索すれば使い方を解説されている日本語ページがいくつかあるようです。)

 

第3位

JAVS nano/S
nanos_4JAVSの小型USB-DAC&USB-DDC&ヘッドフォンアンプ、nano/Sが第3位!

発売からもうすぐ3年になりますが、WindowsでもMacでも簡単に使え、ノンサポートですがLinuxでも簡単に使え、USB-DDCとしても、USB-DACとしても、そしてヘッドフォンアンプとしても使えて6300円という価格で24/96対応というのは3年経ってもインパクトがあります。

内緒の非公開情報なんですが、昨年の秋に内部コードの修正を行い、秋以降に生産したモデルは音質をそのままに消費電力を低下させることに成功してます。
これはどういう目的かというと、デジタル接続をiPadと…

 

第2位

JAVS X-DDC
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大ヒット中のJAVSのX-DDCが2位でした。
ビットパーフェクト、非同期転送、USB Audio Class 2.0、24/192対応、Ultra-Low Jitter TCXO搭載、グラフィック液晶搭載、64ビット対応、ASIO 2.2、S/PDIF(Dolby Digital/DTS)パススルー、デジタルキャプチャーサポート、24Kメッキ処理、4層基板、1%抵抗、OS-CONなど、これだけの性能で2万円を切る価格を実現できるのはJAVSならではと言えます。

別売りの純正ACアダプターやFIDELIX FL-AC-zn1を外部電源に使う事で簡単に音質アップが可能で、WireDreamの電源線をカットしたオーディオ専用USBケーブル、WD-USB-ORPHEUS2も使用可能です。

WindowsではX-MOSのリファレンスドライバーではなく、JAVSが開発した専用ドライバーを使うことでドライバーレベルでも音質を向上させています。
特にASIOを使った再生で効果が高く、このドライバーだけでもWindows環境でX-DDCを選ぶ価値はあります。

 

第1位

M2TECH hiFaceTWO/hiFaceTWO-Pro
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1位はやっぱりというかさすがというか鉄板というか、M2TECHのhiFaceTWO!

パソコンのUSBポートに刺して同軸ケーブルをつなぐだけといったデザインを見れば使い方も分かるシンプルなデザインはhiFaceそのままにカラーをブラックにした最新モデルがhiFaceTWOです。

USB Audio Class 2.0、非同期転送、24/192対応、低ジッタークロック搭載。
hiFaceを超えたhiFaceです。
WASAPIやASIOにも対応し、Macではドライバーさえ不要です。

重さが33グラムしかないので、ノートパソコンやタブレットPCでも便利です。
このサイズでも音はhiFaceで実証済みの高音質。

うちが扱うDDCの中でトップになるのも納得です。

オーロラサウンドさんのhiFaceTWO-Proも好評販売中です。
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ちなみに6位はhiFaceでした。

hiFaceといい3位のnano/Sといい、音が良く、価格も手ごろなモデルは長く使っていただける息の長いモデルになるので嬉しいです。

※ノーマル版とPro版を別にするとX-DDCが1位になります。

 

USB-DDCについて

USB-DDCについて少し書きます。
10年以上前から光デジタル信号と同軸デジタル信号を変換するコンバーターはレコーディングスタジオなどでよく使われていました。

その当時に私が仕事でも個人でも気に入って使っていたのがESIのU24でした。
ESI Waveterminal U24
130101bこの機種はUSBの他に、同軸の入出力、光入出力、アナログの入出力があって、それぞれの入力をそれぞれ変換して出力できる万能型で音も当時としてはかなり良質でした。
アナログ出力はヘッドフォン出力にも設定できて、パソコンで使えるヘッドフォンアンプの先祖ともいうようなモデルです。

レコーディングなど業務用で使われていたコンバーターが、PCオーディオで使われるようになったのはM2TECHのhiFaceがきっかけです。
何度か書いてますが、hiFaceの販売をスタートする時に、音質を向上させるためのオーディオ機器としてデジタル信号をデジタル信号に変換する意味というのを理解してもらうのが難しく、変換の精度で音が変わる、CDも30年くらい前はデジタルだからどのCDプレイヤーでも音は同じと思われていたが実際はデジタルだから音は変わらないということは無い、というような事からの説明が必要でした。

今ではデジタルでも音は変わるということは収録形式、再生方法、転送方法、変換方法などあらゆる点で広まってきています。

今でもUSBケーブルで音が変わらないという方もいますが、20年くらい前はヘッドフォンで音が変わらないという意見も多かったです。
更に前はCDプレイヤーで音が変わらないと言う話しもありました。
今、パソコンを使った音楽鑑賞をしている人で、USBケーブルやDDCで音が変わらないという人も、ヘッドフォンやイヤフォンで音が変わらないという人はいないでしょう。

USB信号をデジタルオーディオ信号に変換するUSB-DDCですが、どの製品も出力する信号を確認すれば同じです。
信号を確認すれば同じでも、実際に鳴る音が違うので困ったものというか、面白いところです。

ということで、2012年のベストUSB-DDCはM2TECH hiFaceTWOでした!

次回はUSB-DAC編です!

 

 

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