バランスドアーマチュアのドライバーユニット(EXSのコンセプト)

パーツについてあまり詳しく書けませんが、X20のBAユニットは自社生産じゃないのかとお問い合わせをいただいたので少し書いてみます。

BAユニットを完全に内製できる会社はほとんどありません。
というのもBAユニットのメーカーが特許技術を持っていて、イヤフォンメーカーはそれらの会社からBAユニットを買ってイヤフォンを作ってます。

BAユニットから自社生産する場合、特許を持ってる会社からライセンスを得て作るなどの方法になり、ゼロから完全に自社技術でBAユニットを作るのは現実として難しい、と思ってますが、この情報は古いか変わったか間違ってるかもしれません。

高級ブランドの高級モデルでも、使ってるユニットやケーブルは「え?…」という物だったりすることがあったり、それなのに高級パーツを厳選使用とか言ってたりする場合もあります。

どれだけの素材を使って何を作るか、という意味ではオーディオ製品は料理に例える事ができます。
安い肉や野菜を使ってもおいしい料理は作れますし、高級食材を使った料理が必ずおいしいとも限りません。

でも特性や精度を出せるという点で、まずほとんどの場合で高級素材が有利です。

高級素材の持ち味を活かして、作る段階で台無しにしないか。
普通素材でも、持ち味を活かせるか。

例えば、150の能力がある高級素材を150の製品にできるか、10%落ちて135の製品になるか。
100の能力がある普通の素材をフルに活かして100の製品にできるか、10%落ちて90の製品になるか。
多くの場合、100と150の性能差があれば価格差は5割増しで済みません。

ただ、これを言ってしまうと元も子もないんですが、イヤフォンに限らず音って、良いか悪いかじゃなくて、結局は好きか嫌いかです。

だから評判が悪くても良いと思えばそれを使うべきで、逆に良いと薦められても気に入らなければ他を探すべきです。

これも高級魚だからといっても魚が嫌いな人に薦めたり、牛とか豚の肉が駄目な人にブランド肉だと言っても迷惑なだけなのと一緒です。

料理ならおいしいかおいしくないかと好き嫌いの話しは成立しますが、オーディオはいくらS/Nやダイナミックレンジなどで味覚とは違うとは言え、好き嫌いよりも良い悪いで語られてしまうことが多いのは残念な面です。

話しは戻ってEXSのBAイヤフォンですが、X10はシンプルにストレートな音。X20はとにかくハイグレードを目指して完成させた音。X15はシングルBAでもこれまでの問題点を克服すべく開発した意欲作です。

X10_3 EXS X15 X-20J.jpg

X10、X15、X20と、EXSブランドながらコンセプトの違いが大きな音の違いになってるので、ぜひ3種類とも全て聴いていただきたいです。

3モデルの音の違いと全く異なるデザインの中に、共通してる何かがあり、それこそがEXSのブランドコンセプトです!