High end Audio, for High end Sound.

WPHONO1

海外販売中:約2,500ドル

WPHONO1

情報

2017/5/25:ページ公開

履歴

2017/5/25:ページ公開

WaversaSystemsは、日本では比較的小型な機種を発売していますが、ヨーロッパ、韓国、中国では、エントリーモデルのWMiniシリーズから、ハイエンドクラスまで幅広いスペクトルで優れたオーディオ機器をラインナップしています。

WPHONO1は、この数年のWaversaSystemsの技術とノウハウの恩恵を受けた最初のモデルと言えます。
DACシリーズの開発、MCH PHONO開発で得たRIAAカーブに対する正確なデータ値、ヘッドフォンアンプD2にで開発したヘッドフォン出力団の設計などのノウハウは、ゼロからからWPHONO1のために開発したとすれば、時間も価格も更にはるかに長く高価な価格になるのは確実です。

WPHONO1が最高だとは言いませんが、音質のために絶対に妥協しない設計で、費用対効果に比較しうるフォノアンプが全世界に存在しないとは言えます。

  • 堅牢なシャシー設計と充実した電源部の構成
  • 真のフルバランス設計 
  • 高い瞬間出力を誇る強力な動力部
  • 長年のノウハウによって作られた増幅部設計
  • MMカートリッジによるキャパシタンスとインピーダンス調節
  • MCカートリッジによるインピーダンス調節
  • フィールドテストで得た正確なRIAAカーブ補償
  • アクティブ(フィードバック)方式のイコライザー
  • 余裕のあるドライビング能力を備えたヘッドフォンアンプ
wphono1_rear

▲ WPHONO1:初回生産分からアップデート

ヘッドフォンアンプと端子部がグレードアップし、ダイナミクスとS/Nが向上しました

堅牢なシャシー

  1. ヘッドアンプ部
  2. イコライザー部
  3. 増幅部
  4. ヘッドフォンアンプ部
  5. 電源部

フォノアンプは一般的なソース機から送られる信号よりも1/100程度の微細な信号を増幅します。
60Hzの交流電源に誘導される微弱なノイズも同様に100倍増幅することになります。
ここで更に内部で発生した小さなノイズも加わるとなると、高いS/N比の実現は難しくなります。
そのために遮蔽やシャシーにも十分に配慮して設計しなければなりません。

WPHONO1は基本フレームは厚い鉄で製作し、前面と床板はアルミニウムで製作しました。
電源部はアルミニウムで隔壁処理を行い、内部に影響しうる外的要因による歪曲を最大限防止するように制作しました

Wphono1-18

▲ CGイメージ

量産モデルはCGのように、電源部の隔壁処理を行う予定です

充実の電源部

オーディオで電源部は音質に絶対的な影響を及ぼす重要な要素です。
十分でない電源供給はダイナミクス表現を平坦にし、悪質な電源は繊細な表現を濁します。

WPHONO1は充実した電源部が特徴です。特にフォノアンプで大容量のトランスをレイアウトし、増幅部に必要な電源を十分に供給し、余裕を持ってダイナミックスの表現に大きく貢献します。
高品質な両電源供給は、ヘッドアンプを搭載しているにもかかわらず低いS/Nを実現し、繊細な情報も鮮やかに表現します。

Wphono1-infographic-3

▲ WPHONO1:フルバランス設計

フルバランス設計

 

フォノアンプのフルバランス設計は容易ではありません。XLR出力があっても内部はアンバランスで動作する機種が多く存在します。
その理由は、回路構成が二倍必要で、両方の信号で同一のゲインとノイズ特性の維持が重要で、左右の+、-の合計4要素の部品構成になります。それら全てが正確に動作しなければならないため、多くのメーカーは設計自体を避ける傾向にあります

 

しかしWPHONO1はフルバランスで設計されました。カートリッジから来る2チャンネルのアンバランス信号を左右チャンネルの1つずつ逆像信号を生成し、計4つの信号としてフルバランス回路を経ます。こうして作られた4チャンネルの信号は継続的なCMR(Common Mode Rejection)を経て、信号損失を最小化し、信号に与えうる小さなノイズの流入まで根本的に遮断しました。

※Common Mode Rejection-コモンモード除去:2つの信号を比較して共通に含まれた信号、すなわちノイズなどの不必要な信号を除去します。

高完成度を誇るアナログ増幅部
WDACシリーズで培った増幅回路

ご存知のようにカートリッジから伝わる信号はCDプレイヤーやFMチューナーから出る信号よりもかなり低い出力で、信号の線型を維持するのも難しく、ダイナミクスを正確に表現するためには増幅部を高品位に構成する必要があり舞う。

WPHONO1は増幅部にWDACの技術とノウハウを応用してハイエンドレベルで設計しました。特に左右2チャンネルずつ計4チャンネルで構成した余裕あるMOSFET出力は、瞬間に大きく変化するダイナミクスや繊細なダイナミクス表現でその実力を発揮します。
これらをチューニングによって調整したDAC増幅部の応用で、音楽は自然に優雅で鮮烈に再生されます。

Setting

カートリッジは多種多様です。それだけカートリッジから出る出力とインピーダンスに差があります。したがってプリパワー間のインピーダンスマッチングが重要であるように、カートリッジとフォノアンプ間のマッチングにも十分に配慮する必要があります。

WPHONO1は多様なカートリッジに対応するために、リアパネルにインピーダンスとキャパシタンス調節ノブをレイアウトし、内部には、好みによってイコライザーを調節できるDIPスイッチがあります。

MMカートリッジ

MMカートリッジの周波数特性はフォノアンプの入力の影響を受けるのでマッチングが必要です。MMカートリッジは一般的なインピーダンスは47kΩで、容量がミスマッチだと、多いと5dBほどの大規模な周波数応答エラーが発生する場合があります。MMカートリッジのスペックを見れば、理想的な負荷インピーダンスとキャパシタンス値が分かります。

Shure-M44-7

▲Shure M44-7

Technical Data:
Tone Arm Mount Standard 1/2 inch
Cartridge Type Moving Magnet
Output Voltage Typical at 1 kHz 9.5 mV RMS at 5 cm/sec peak velocity
Recommended Load 47 kilohms in parallel with 450pf
Tracking Force Effective at stylus tip Range:1.5 to 3 grams
Stylus Cantilever Shure Type S
Heat-treated aluminum alloy/tubular 1.6 mil wall thickness/34.5 mil diameter
Diamond Stylus Tip Polished natural gemstone:Spherical Radius:0.7 mil
Frequency Response Essentially flat from 20 to 20,000 Hz
Stereo Channel Balance Within 2 dB
Channel Separation Typical at 1 kHz:20 dB
Net Weight 6.7 grams
Height 15.9 mm

Wphono1-infographic-1

▲キャパシタンスによる周波数特性の変化

図表のようにキャパシタンスによる周波数特性曲線に大きな変化があっても、特性を選択できるフォノアンプは多くありません。WPHONO1はMMカートリッジのポテンシャルを最大限引き出すために、インピーダンスとキャパシタンスを調節するノブを搭載しました。これによってMMカートリッジの短所を大幅に補完し、安価なMMカートリッジでもグレードをアップしたサウンドで楽しむことができます。

 

MMカートリッジの設定

  1. カートリッジのスペックを確認します。
    海外のサイトでも検索すると見つけやすいです。
  2. ロードインピーダンスとキャパシタンスを確認します。
  3. WPHONO1のノブを回してインピーダンスとキャパシタンスを合わせます。

※インピーダンスのスペックは見つけられても、キャパシタンスのスペックが見つからないカートリッジがあります。
この場合は耳で実際に聞いて判断できるので調整可能です。
例えば100キャパシタンスに設定してみて、音が強く聴き疲れしやすい場合はキャパシタンスの数値を下げ、逆に解像力が足りない傾向を感じたら上げてください

MCカートリッジ

 

MCカートリッジはMMカートリッジとは違い、コイルとスタイラスが接続してあり、コイルを使っても十数周程度しか感知できないためMC型カートリッジの出力電圧はMM型に比べて1/10以下と低いというのが短所です。それだけ増幅の昇圧トランスやヘッドアンプが必要で、信号対雑音比でも不利です。それでもMCカートリッジが好まれる理由は、繊細な表現においてMMカートリッジよりも優れているためです。
当然、中途半端なフォノアンプを使うならばMMカートリッジの方が良好な場合が多いのが事実ですが、ハイエンドのサウンドを目指すならばMCカートリッジが良い選択だと言えます。

WPHONO1は低電力MCカートリッジに増幅するため、ヘッドアンプ方式を採用しました。一般的にS/Nや繊細さでは昇圧トランス、音域の広いダイナミックレンジや音楽的快感度ではヘッドアンプが有利と言われています。しかし、徹底した電源構成と緻密な回路設計が整えば、ヘッドアンプは昇圧トランスに比べて多くの点で有利となります。

WPHONO1もヘッドアンプを搭載しているにもかかわらず、基本フレームの隔壁処理や充実した電源構成と回路設計によって、ヘッドアンプのメリットはもちろん、低い信号対雑音比と繊細さを備えました。ここにヘッドアンプにエネルギーを十分に流すことができるように設計し、繊細かつダイナミックな音楽的快感が得られます。

Wphono1-infographic-2

▲ インピーダンス負荷による周波数特性曲線の変化

MCカートリッジはMMカートリッジとは違って、インピーダンスがカートリッジごとに大きく異なります。

フォノアンプからカートリッジのロードを適切に合わせることが重要です。
図表はMCカートリッジの抵抗負荷による周波数特性曲線の変化です。誤った負荷抵抗による線形応答からの潜在偏差が大きくのが分かります。

wphono1_c

▲Dynavector DV-20X2

Type High/Low output moving coil cartridge
Output Voltage 2.8mV/0.3mV(at 1KHz、5cm/sec.)
Channel Separation 25 dB(at 1KHz)
Channel balance 1.0 dB(at 1KHz)
Frequency response 20-20,000Hz(±2dB)
Compliance 12 x 10-6 cm/dyn
Tracking force 1.8-2.2grams
DC resistance 150 ohms/5 ohms
Recommended load resistance >1,000 ohms/>30 ohms
Cantilever 6mm length、hard aluminium pipe
Stylus Micro Ridge Nude diamond
Weight 9.2 grams

このスペックはダイナベクトル20X2の高出力バージョンと低出力バージョンが記載されてます。
このスペックをWPHONO1に合わせてセットしてみます。

MCカートリッジ設定

  1. カートリッジのスペックでOutput VoltageとRecommended Load resistance DC、resistanceのスペックを確認します。
  2. WPHONO1はDC Resistanceや内部インピーダンスに合わせてインピーダンス調整を調整します。

※インピーダンスが合ってない時は、音が荒くなる傾向になります。ピアノの音がにじむような、音程間の移動(オクターブの変化)が不自然だと感じたら、インピーダンスを調整してみてください。

※WPHONO1のMC入力部は基本的に低電力MCカートリッジに合わせてゲイン調節されています。高出力カートリッジを使用する時は、内部DIPスイッチによるゲイン調整が可能です。図表でDV20X2HはDV20X2Lとは違い、高出力MCカートリッジにゲイン調整が必要です。

正確なRIAAカーブ

フォノアンプの性能を評価する項目で重要なものがRIAAの正確度(RIAA accuracy)です。
レーベルによって異なっていたLPレコードの補償値はRIAAが標準になり、その補償値が一般化しました。
しかし厳密にはRIAAは単に高域にロールオフする点が一定に定められていて、中間の折り返しポイントだけ'1kHz'に定められています。100~500Hzの部分はどのように再生曲線を作らなければならないかと言った明確な基準がありません。

MCH PHONOを開発して得られたデータ値をWPHONO1にも積極的に活用しました。
MCH PHONO開発当時にRIAA EQ Curveを数ヶ月に渡ってテストし、マスターのアルバムが持つ本来の曲線で再生できるようにチューニングしました。
実際にチューニングの過程でジャズ、クラシックなど多様なジャンルを10,000回は再生してデータ値を得ました。

Wphono1-infographic-5

▲ パッシブ方式(左):アクティブ方式(右) アクティブ方式はフィードバック方式で原信号を忠実に処理します

アクティブ・イコライザー

イコライザー間で信号を最大限損失させないように設計開発しました。
もちろんフィードバックを通じてイコライザーなるために、音の好みによってFeedback parameterを調整できます。

D2レベルのヘッドフォンアンプ

高精度なフォノアンプとヘッドフォンアンプで、アナログで楽しむヘッドフォンオーディオの頂点と言えるほどの音質を実現しました。

フルディスクリートで設計されたヘッドフォンアンプ段は、従来のOPAMP増幅素子の200mWと比べて40倍となる8Wに届くほどの強力な出力を生み出します。
瞬間出力が60Wに達するMOSFETを左右に4つずつ計8個を搭載するために可能となった卓越したドライビング能力の成果で、鳴らしにくいAbyss社の1266までも余裕を持って鳴らします。

Specification

  • Input
    • MM Input * 1
    • MC Input * 1
  • Output
    • XLR* 1
    • RCA* 1
    • Phone * 1
  • Input Impedance
    • MM : 22K-33K-47K-100K Ohms変換/ 20pF~330pF 変換
    • MC : 5-15-25-100 Ohms変換
  • Gain
    • MM : 40dB, 46dB
    • MC : 71dB, 76dB
  • RIAA Response:+/- 0.1dB, 20-20K Hz
  • Dimensions:W340 x D230 x H45
  • Weight:3.7kg
PAGETOP
Copyright © WaversaSystems/zionote All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.