HiFiオーディオの半分はスピーカーで決まる

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前回はアンプについて簡単にまとめました。
多くの方の応援をいただいたので、また書いてみます。

HiFiオーディオの半分、スピーカー

音楽鑑賞のためのオーディオシステムで、どれ一つ重要でない事はありません。しかし中でも重要なもの一つを選ぶとしたら、やはりスピーカーです。中級機まではソース機器やアンプが重要だが、ハイエンド機器ではスピーカーを決めておいて、そのための他の機器を探すのが一般的であるほどスピーカーは重要です。

スピーカーは、「アンプで作られた電気信号を、空気の圧力に変換して、人が聞けるようにすること」と定義できます。

スピーカーは大きくアルニコ(~70年代後半)を使用していた時期と、フェライトのコア(80年代序盤~)を使用する時期に分けて見ることができます。最近のスピーカーは、フェライトやその他の人工磁石を使う傾向があります。これらの大きな違いは、磁性の強さです。当然アルニコが弱いです。一般的にはアルニコの磁石を使ったユニットのスピーカーが自然だと評価されています。

▲ アルニコ磁石の代表的な伝説の一つ、タンノイ モニターレッド

今回はこのような技術的な内容ではなく、スピーカーを使う方法について書くので本題に入ります。

空間の再現

再生の骨格を表現する用語の中に、よく音像の定位感という言葉を使います。それを絵で表現すると、スピーカーの間にキャンバスがあると仮定して、キャンバスに各楽器の絵を描いていきます。楽器、歌手などの音楽を録音した当時の「絵」がよく描かれば、うまく再生された音だと言えます。もちろん、ライブ、スタジオ録音、モノラルなど様々な不確定要素が存在するが、基本は同じです。左右の展開はもちろん、前後の遠近感、そして広がった空間を埋め尽くす倍音などがよく表現されなければなりません。

この再生の多くは、スピーカーの位置、音量などを調節することでセッティングできます。


▲ スピーカーや音量の設定

一般的には基本的な正しい方法でセッティングをするのが望ましいが、もしジャズなどで歌手を前に出したいなら、中央の方法でセッティングをすることもあります。

音の固さ

最も重要なのは音源と、これを再生するソース機器です。「ゴミを入れれば、ゴミが出てくる」というように、良くない音源やソース機を使えば、最終結果を良くすることは不可能だと考えられます。堅固な音楽の再生には固い低域、クリアーな高域、歌手のニュアンスを生かす低域と倍音などと言われてます。

スピーカーユニットの特性、エンクロージャー(スピーカーのケース)の材質、スピーカースタンド、音楽を聞く空間の構成など、様々な要因を選び、セッティングすることで雰囲気を活かして音を楽しむことができます。簡単に方法をいくつか挙げます。

スピーカーの後方スペース(壁とスピーカーの間)と左右の壁に、空間を確保をすることが必要です。


▲ スピーカー設置スペースの確保

もし低音が多すぎる場合、後方にスペースをあけて空間を確保します。空間を確保する場所が足りない場合は、スピーカーの裏面に吸音できる素材を置く方法もあります。また、楽器などが落ち着かず、騒々しく感じるなら、左右両側の空間を作って調節すると、音を生き返らせることができます。一般的にブックシェルフスピーカー(本棚に入るような大きさのスピーカー)より、すでに内部に音筒の空間があるトールボーイ型スピーカーがセッティング面では有利です。

また、スピーカーの高さも非常に重要であるが、これも音声の位置決定はもとより、全体的な雰囲気に影響を及ぼします。よくツイーターが耳の高さになるようにと言われます。しかし、実際に聞いてみて位置を決めるのが一番良いでしょう。

カルダス(George Cardas:www.cardas.com)が提示する理想的なスピーカー配置

スピーカーの配置は、正三角形の頂点にスピーカーユニットを配置するように勧めています。また、スピーカーの後ろの壁までの距離は後ろの壁の44.7%までが良く、再生空間、フィボナッチ数列による六面体の構成、横:縦:高さ=16:26:10を提示しています。これによってスピーカーと左右壁面との距離は後ろの壁の27.6%ずつ壁とスピーカーの間の空間を作るのが望ましいと言われてます。

これは一般的な推奨で、スピーカーの種類や壁の材質、家具の配置などによって大きく異なる結果が出るので、やはり直接に聞いてセットするのが良いです。


始まりはちょっと大げさだったが、実際に書いてみると竜頭蛇尾のようになりました。追加で書きますが、ケーブルは、チューニングの仕上げと考えて、全てのセッティングが完了した後、修正点を把握してケーブル選びをするのが重要です。

だいぶ前の日本の放送で、スタジオで材質が異なる台に立ったアナウンサーが、マイクを持って話す時に、立っている場所の床の材質で音が変わる時があるという実験をしていました。実在に異なる結果が出ていました。
音は自然に存在します。エンクロージャーや台などの材質がどのような構成かによっても音に多くの影響を及ぼします。ここに加え、スピーカーの重さも多くの影響を及ぼします。実際に面白いので、聞いているスピーカーの台を変えてみたり、スピーカーの上に(辞書や百科事典のような)厚い本を載せて音がどう変わるのか試してみてください。


 

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