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レビュー:LIBREシルバーLANケーブル

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※オーディオ評論家LEE氏による「巨大な立体音響舞台が披露される楽器と声の饗宴」の翻訳

「巨大な立体音響舞台が披露される楽器と声の饗宴」

オーディオシステムにおけるケーブルの役割とは何だろうか?音楽信号をできる限り損失なく伝え、歪曲しないことだ。もちろん、この程度ことはオーディオ愛好家なら誰でも考えるだろう。
オーディオケーブルはアナログ信号を伝送するインターコネクター、スピーカーケーブルの領域で発展し始め、デジタル信号を伝送するデジタルケーブル、USBケーブル、SATAケーブル、LANケーブルまで目まぐるしく発展してきている。
しかし、オーディオケーブルはその領域を広げるたびに、数多くの抵抗と反発にぶつかってきたのも事実だ。
今回テストしたLANケーブルのメーカーであるWireDreamが、数年前に先駆けて開発、販売したSATAケーブルも発売当時は様々な意見が出た。
しかし、様々な国で着実に輸出販売が進み、その性能は確実に認められていることから、オーディオケーブルの性能も着実に発展していると思われる。

WireDreamが開発したリベル(Liber)シルバーLANケーブルもデジタルケーブルだ。デジタルケーブルは’0’と’1’というデジタルデータを伝送するのだからケーブルによる音質の差はないだろうと考えやすい。
しかし、デジタルデータは電気信号を利用して伝送される。この過程はアナログ信号が伝送されるケーブルと同じように、電気信号はケーブルの影響を受ける。そのためデジタルケーブルもアナログケーブルのように、ケーブルによって様々な質の違いが確かに存在することになる。とにかく理論はどうであれ、オーディオ愛好家には最終的な音質が最も重要だ。 そのためLANケーブルも実際に見聞きすれば、すぐに答えは出る。

WireDreamのLIBREシルバーLANケーブルの導体は4Nクラスの銀だ。オーディオケーブルの製造を25年以上続けているWireDream独自の極低温や高温処理を経た純銀導体は、他の純銀導体とは違いがある。非常に広帯域でかつソフトな音を聞かせてくれる。LIBREシルバーLANケーブルは、8本全ての純銀導体を同社ならではのノウハウで絶縁設計し、ギガビット伝送を保障する。端子も定評のあるテレガートナーを使い、やはり極低温処理を行っている。

LIBREシルバーLANケーブルをチェックするために、ソース機器にNASとLANケーブルで接続したパイオニアN-70Aネットワークプレーヤーを用意した。アンプはPrimare I22、スピーカーは8インチウーファーが採用された3ウェイスピーカーのスタンダードモデルを選んだ。比較テストは同じ長さで同価格帯の中級LANケーブルで行ったことを記載しておく。

まず、ヤシンタが歌う「枯れ葉」を聞いてみた。 LIBREシルバーLANケーブルが投入されると、ヤシンタが歌う演奏場の舞台が確実に広がった。 ヤシンタの声はずっと生々しく聞こえ、伴奏するピアノの音響もはるかに豊かに聞こえる。

ベートーベンピアノソナタ第17度テンペストの第3楽章は叙情的かつ情熱的な雰囲気の曲だ。LIBREシルバーLANケーブルでは、左手と右手の打鍵音がはっきり区分される。主題旋律と伴奏旋律が自由自在に交差して進行する微細な表情の演奏力がはるかによく表現される。
このような経験は、アンプをグレードアップした時に味わえるものだ。

アルテュール・グリュミオー演奏の’ヘンデルのヴァイオリンソナタ第1番’はやや古い演奏だが、優雅ながらも見事な景色が浮かぶ演奏だ。伴奏の音から違う。刺激的な面がぐっと減り、グリュミオーのバイオリンは更に広い空間で豊かな表情で演奏する。そのため銅線のLANケーブルで聞く時の荒く刺激的な面がほとんど消え、グリュミオーの優雅な演奏に思わず惹き込まれてしまう。

コープランドの「市民のためのファンファーレ」を大植英次が指揮するミネソタ管弦楽団演奏で聞いてみた。この曲は途方もないエネルギーが溢れるが、バスドラム、ティンパニー、タムタム、トランペット、ホルン、トロンボーンなどが登場する。 銅線のLANケーブルに比べ、はるかに巨大な音響舞台で打楽器のエネルギーが四方に噴き出る。また管楽器も周囲の空気の微細な響きからさらに表現が良く、空気の震えが四方に広がる。それこそ巨大な舞台を埋め尽くしたエネルギーが感じられる。

この他にも様々な音源を聞いてみたが、巨大な立体音響舞台とより明瞭で繊細な音の表現は、どんな音源でも確実だと確認できた。

こうして数ある音源を聴いてみると、ワイヤードリームのリーベルシルバーLANケーブルは比較した銅線のLANケーブルとは次元が全く違うケーブルであることがわかった。リーベルシルバーLANケーブルに変えてから、素晴らしく大きくなった立体音響舞台に驚いた。これほどにケーブル交換の効果が大きく感じられたのは、ソース機器におけるLANケーブルの役割がそれだけ大きいからである。スケールが広くなった空間で、楽器の間隔も当然広がる。そのため、楽器の微細な表情の変化もさらに余裕を持って現れる。ボーカルや室内楽はもちろん、楽器がたくさん出る管弦楽であればあるほど、その効果はさらに大きい。

もし今使っているオーディオシステムから出る音が舞台が狭く、楽器の表現で繊細さと躍動感に欠けると感じているならば、ワイヤードリームのリーベルシルバーLANケーブルはその悩みを一発で解決できる良い解決策となるだろう。

WireDreamのLANケーブルを発売準備中です。
ネットオーディオ関連で日本でも有名なヨーロッパブランドで販売しているハイエンドシリーズは、WireDreamがOEM出荷しているケーブルです。
素晴らしい音質向上効果のLANケーブル、近日発売予定です。