パソコンで音楽を聴く

音楽を聴く時、どうやって聴きますか。
CDプレイヤー、コンポなど。今ではパソコンを使って聴く方も多くなりました。このブログを読んでいただいてる方のほとんどがそうだと思います。

聴ければ良いという方もいれば、何か不便に感じていて便利にならないかと考えてる方もいれば、もっと良い音で聴きたいと望んでる方もいるでしょう。

便利で良い音でと進化し続けてきたのが、パソコンで音楽を聴く、PCオーディオ、PC-Fiです。

 

パソコンで音を鳴らす

Windows95の登場時、パソコン本体だけではまともに音楽再生ができず、サウンドカードという物をパソコンケース内に取り付け、そこからオーディオ機器に接続する必要がありました。

2001年に登場したWindowsXPが翌年のアップデートでUSB2.0に対応し、USBコントローラーチップも多く登場し、USBオーディオ機器が増えてきました。

 

PCI、FireWire、USB

パソコンはどうやって音を出していたのか。
USBオーディオ機器が登場し広まるまで、パソコンのマザーボードに直接取り付ける拡張カードが主流でした。
今でもパソコンショップや量販店のPCパーツコーナーに置いてあるはずです。
ただし、パソコン内部は電源、CPU、チップセット、メモリー、ODD、HDD、SSDなど、多くのノイズ源があり、音響処理を行う場所に向いてるとはとても言えません。
それで「パソコンで音楽を聴くなんて考えられない」という意見が主流でした。

USBによってパソコン本体から外に出せる様になっても、今度はUSBの転送速度と安定性の問題で、まだしばらくは「USBは音楽に向かない」という意見もありました。
しかしこの多くの原因はUSB固有の問題ではなくWindowsXPの問題だった、ということはMacやWindowsVistaなどの登場で徐々に分かってきました。

 

USB-DAC

2006年末に登場したWindowsVistaでWASAPIやUSB周辺がかなり改善され、USBオーディオ環境として開けましたが、パソコンのハードウェアに対しての動作速度に問題があり、Vista自体が普及せず、本格的な普及にはWindows7の登場を待つ必要がありました。

その様な状況でも、アメリカや韓国など一部のメーカーがUSBコントローラーをうまく使ってオーディオ機器として構成する製品を登場させました。
そしてzionoteが設立してはじめて手がけた製品がStyleaudioです。
パソコンのUSB信号を受けて、パソコンパーツとしてではなくオーディオ製品として処理を行う、文字どおりPC-Fiの登場でした。

 

Hi-Fi、Head-Fi、PC-Fi

日本ではあまり使われませんが、ヘッドフォンやイヤフォンを主とするオーディオはHead-Fiと言われる事も多く、一般的なオーディオのHi-Fi(High Fidelity)に対して、ヘッドフォンを想定した音作りの製品の場合「この音はHi-FiじゃなくてHead-Fi」だとか「最近のHead-FiなサウンドじゃなくオーディオとしてのHi-Fiの良い音だね」とか言ったりします。

Hi-Fiはオーディオマニア、高級オーディオを表す言葉で、一般的なオーディオはゼネラルオーディオという言葉もあったようですがあまり使われてません。

PC-Fiはパソコンを使った音楽再生環境を指しますが、これは文字どおり従来のオーディオ鑑賞のHi-Fi、Head-Fiといった再生環境にとらわれず、パソコンを使った音楽環境を現すものです。

 

USB-DAC

Styleaudioの登場でUSB-DACは一気に広まりました。
それ以前にもESIのDr.DAC(DR.DAC2はAUDIOTRAKへブランド移行)という製品があり、コンパクトなDAコンバーター、USB入力があるDAコンバーター、ヘッドフォンアンプ内蔵DAコンバーターという製品はありヒットしました。
これらの企画に参加してきたのがzionoteの立ち上げと現在の私の下地になっています。

 

USB-DDC

デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号へ変換するのがデジタル→アナログ変換機、DAコンバーターです。
従来からデジタル入力機能のあるオーディオ機器は数多くあり、当然その内部にはDAコンバート機能が搭載されていました。
なぜわざわざ搭載されている機能を外付けにして単体製品として開発する必要があるのか、それは単純に音を良くするためです。

これまではデジタル信号をアナログ信号へ変換する段階は重要視されておらず、アンプやスピーカーの段階が重視されてきました。
DA変換を行うDACチップ、DA変換回路に踏み込んで、これまで軽視されてきたDAC部分にこだわった設計を良質なパーツで構成して音質を向上させるというのが外付けDAコンバーターの企画の発端です。

同じ考えで、パソコンのデジタル信号であるUSBをオーディオのデジタル信号であるSPDIFなどへ変換するがデジタル→デジタル変換機、DDコンバーターがUSB-DDCです。

これはM2TECHのhiFace、JAVSのUDT-1などで広まってきました。

「デジタル信号をデジタル信号に変換して何の意味があるのか」と、これは今でも聞かれます。

デジタル信号といっても、転送時にエラーが発生した際に正しく届けられるまで修正したり送り直したりして、100%確実に届かせる方法と、できるだけ正しく届くよう努力するけれど時間の流れを優先する方法と分かれます。

地デジ放送などが電波の悪い時に画像が崩れたり止まったりするのを見た方も多いはずです。地デジ放送はデジタル放送ですが、100%正しく届く事よりも時間を優先してるので一時的に画像が崩れても止めずに送り続けるという意味では同じなのではないでしょうか。
基のデータが最初から終わりまで全て正しく届くまでデータを送り直すと言う事はしません。画像が崩れたり止まって、再び正常に戻った時に、崩れたところへ戻って正常再生ではなく、その間の映像は飛んで映るはずです。
30分の映像を見るために、エラーが発生する度に補正や再送信で、映像が止まって、1%長くなったとすれば、30分の映像は30分18秒かけて見る事になります。

これがオーディオならどうなるでしょうか。
100%正確な信号が届かない時、音が劣化したり音が飛んだりとなります。
ここまで極端な問題とならなくても、その信号の正確さや特徴で、DAコンバーターへ渡す信号の差となって、メーカーごとの違い、機種ごとの違いとなって、「DDCで音が変わる」という結果になるようです。

 

まとまらないまま終わりますが、最近になってパソコンを始められた方や、これからPCオーディオを試してみようかという方の参考になれば幸いです。

 

 

この記事を読まれた方が読んでいる記事: