電源遮断!USBシグナル限定で音質アップ!

パソコンと周辺機器をつなぐUSBはデータと電源をやりとりします。
いつどこで思いつかれたか分かりませんが、「USBケーブルの電源線を接続しないと音が良くなる」という情報が流れはじめ、そのケーブルを自作する方が少しずつ増えてきました。

USBオーディオはUSB電源を遮断すると音が良くなる

USBのデータ信号はデータのみを、電源はクリーンな電源として扱うように、アイソレート(isolate:絶縁、分離)するオーディオ製品もあります。

StyleaudioのCARAT-T2(生産終了モデル)は、ホスピタルグレードのUSBデータアイソレーターとUSB電源のアイソレーターとを独立搭載しています。

アイソレーターによって、信号には電源の影響を受けず、電源は信号による影響を受けず、正確な信号とクリーンな電源によって音質向上を狙う手法です。

製品でアイソレートしても、遮断すると効果がある。ノイズのせい?

コストや設計面からアイソレーターを搭載する機種は多くなく、Styleaudioの様に信号と電源の両方にアイソレーターを搭載するというこだわった構成の製品は更に稀です。

そこで「USBケーブルで電源を遮断すれば良い」という発想が出たのか分かりませんが、USBのデータ線のみをケーブルで接続し、電源線は接続しないケーブルを自作する方が増えてきました。

また不思議なことに、開発段階のテストでは、データと電源のアイソレートを行った回路でも、ケーブルやUSBの送り出しの段階で電源を遮断すると音が変わる結果が出ました。
USBの電源による影響は考えている以上に大きいようです。

 

tX-USBexpは遮断可能

SOtMのオーディオ専用USB出力PCIExpressカード、tX-USBexpはスイッチでUSBバスパワーのオン・オフが可能ですが、内部ジャンパーとスイッチで宇USB電源を遮断できるモードがあります。

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PCBのジャンパー操作なので、お分かりになる方のみお試しください。
PCB上の「JP201」を外し、「S201」をOFFにすると、tX-USBexpから出力するUSB電源は遮断されUSBの信号だけを出力するモードとなります。
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WD-USB-ORPHEUS2なら完全に遮断可能

USBケーブルでUSBの電源線を結線しなければ、これこそ完全に電源を遮断できます。
USBケーブルでデータ信号のみを接続し、電源線は接続しません。

WireDreamのUSB-ORPHEUSでこのケーブルを作ったきっかけは、データ線のみのUSBケーブルを自作された方の配線ミスでX-DDCやhiFace Evoが壊れたとお問い合わせをいただいたのが発端でした。

更には「データ線接続のみのUSBケーブルでX-DDCが使えますか?」といったお問い合わせや、「データ線のみのUSBケーブルの作り方を教えてほしい」とのご質問を受け、WD-USB-ORPHEUSで電源線を接続しないデータ線限定USBケーブルを作った次第です。

 

信号だけを伝え、電源の影響をゼロにするか近づけて音質アップ。

どうしてデータと電源の線が別れてるのに影響するのか、実際のところは分かりませんが、現実に音が変わります。
データ信号線が電源を乱し、電源線がデータ信号に悪影響を与える他に理由が思い当たりませんが分かりません。

しかし、その音を聞かれた方がUSBオーディオを壊してしまうリスクがあっても、その音を求めてUSBケーブルを自作されるのだけの、音質向上効果があります。

USBの電源とデータをアイソレート(分離)し、音質を向上させるポイントをまとめます。

  • オーディオ製品側でのアイソレート
  • ケーブルでの電源線遮断(WD-USB-ORPHEUS2)
  • パソコン側でのUSB送り出し段階(tX-USBexp)

この3つのポイントは、USBケーブルによる音の変化よりも大きいので、一度お試しください。

 

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