mDAC-2v

生産終了で在庫も無く、書く意味も無いかもしれませんが、今でもご評価いただく事が多いので紹介します。

mDAC-2v

SOtMが開発し販売した初の製品で、USBコントローラーにTexas InstrumentsのTUSB3200Aを使う珍しい構成になってます。
この時点で音にこだわるマニアックな設計が感じ取れます。

インターフェースにAK4117VF、DACチップにAK4396VFとAKM(旭化成エレクトロニクス)を使ってるのも、SOtMのサウンドスタイルを現していると言えます。

アナログ出力に高精度・低ノイズなOPA2228Uを使うのも知名度や入手性よりもとにかく音質を求めるSOtMらしい選択です。

mDAC-2vのアナログ出力は音量固定と可変の2種類があるので便利です。

音量調整にもSOtMならではのこだわりを感じます。
小型のアナログボリュームを使えば左右の音量差や音質劣化をまねき、DACチップのデジタルボリュームを使えばデジタル信号をいじる音質劣化となります。

mDAC-2vはDACチップから出力したアナログ信号をOPA2228Uで処理し音量固定出力、そして音量可変出力に分岐します。

音量調整の方法は、DACチップで音量調整せず、アナログボリュームも使わず、高音質で評価の高いTexas InstrumentsのPGA2311Aを使っています。
この構成でダイナミックレンジ、ノイズ、歪み、クロストークなどボリューム部分での音質劣化を防いでます。

お使いの方はすぐお分かりいただけますが、mDAC-2vは音量可変出力の音がとにかく良いんです。
音量調整する必要も無いという方もいらっしゃいますが、モニタースピーカーも使いたい場合はこの機能が嬉しいです。

音量固定出力はヘッドフォンアンプやプリメインアンプに出力し、アンプで音量調整します。

可変出力からつなぐモニタースピーカーのボリュームはその部屋、その場所で鳴らす音量に合わせておくだけで、基本的に曲ごとやその時々の音量調整はミキサーで行います。
10年以上前であれば、パソコンで音楽鑑賞を行う環境であれば大なり小なりミキサーも使うことに抵抗はありませんでした。
しかしUSB-DACやヘッドフォンアンプ内蔵モデルが増え、パソコン本体もノート型が主流になった事でミキサーは必要ではなくなった結果、モニタースピーカーの音量調整をどうするかという問題が出てきました。

ボリューム調整を行うアクセサリーもありますが、一般的にはアナログ経路が増えボリュームの精度も高くないので音質が悪くなってしまいます。

その点、mDAC-2vの音量可変出力は専用の電子ボリュームを使い音質の劣化を極力抑える音量調整を可能にしてます。

目立つスペックを考えず、とにかく良い音で鳴らすという開発した思いが伝わってくる構成で、実際の音はとにかくストレートなDACがmDAC-2v。

 

音楽の魅力をストレートに引き出す、そのためのDAC。
SOtMのコンセプトは社名にも込められている「Soul of the music」。
音楽の魂、楽曲の魅力、それらを引き出すため、必要な機器はなにかを考え、作るブランドがSOtMです。

このコンセプトとサウンドはdX-USB HD、やdAC-200HD。そしてtX-USBexp、SATAnoiseFilter2、FAN NOISE FILTERなどのオーディオPCパーツにもこめられています。