DSDの今日と明日

「DSDは今までのPCMとどう変わるの?」というお問合せが増えてきました。
USBオーディオにDSD対応モデルが増えてきています。
zionoteではJAVS X-DAC-HDSDがDSD対応です。

単純になんでも「DSDなら音が良い」という事でもないようですが、PCMよりも音が良い可能性や、良くなる余地があるのも確かなようです。

DSDは100kHzの音を再生できます。PCMだとサンプリング周波数の半分の音が再生されるので192kHzフォーマットの時に96kHzとなるのでほぼ同等となりますが、DSDの方がファイルサイズが若干小さいです。
音の違いは、そうじゃないよ!と言う方もいらっしゃるかもしれませんが私感としては、PCMと比較して、音量を上げた時にDSDは大きい音は当然音量が上がりますが、小さい音はなぜかあまり大きく感じなく、大きい音と小さい音の差が広がって全体の音が聴きやすくなり、ダイナミックレンジがとても広く感じるようになります。DSD64からDSD128になると、これが更に顕著に感じられます。

パソコンではDSD再生に対応している再生ソフトがまだ多いとも言えず、メーカーが自社製品専用に提供しているプレイヤーは、音の変化を感じた時にオーディオ機器の音なのか再生ソフトの音なのか判断できない点があります。

PCMの曲をDSDに変換して聴くと音が良いという事もありますが、上記の専用ソフトの場合、PCMのエンコーダーよりもDSDのエンコーダーの方が良く鳴るように作ってあったとするとDSDが良いのではなく、そのソフトのDSD再生エンジンが良いと言うだけ、ということもありえます。
ひねくれたうがった考え方と思われるかもしれませんが、DSD対応のために再生ソフトを開発して専用として提供する場合、DSD再生と他の規格の再生と、開発の努力や技術を同等にかけたと考える方が難しいと思えませんでしょうか。
専用ソフトでPCMを鳴らしても他のソフトより音が良いのであれば、再生ソフト自体の音が良いと言えます。
また同じく専用ソフトではなく一般の再生ソフトで他の機種と聴き比べても音が良いのであれば、その機種の音が良いと言えます。
しかし専用ソフトで聞いている限りは機種の音なのかソフトの音なのか判断が難しくなります。

Windowsの無料ソフトではfoobar2000がコンポーネントの追加や簡単ではありませんが設定を行えばDSD再生が可能です。
foobar2000とは音質が異なりますが、有料ソフトではJRiverMediaCenterが簡単に使えて安定性も高く音も良くオススメです。
Macでは音質、使いやすさ、価格の面などからAudirvanaPlusを使っている方が多いようです。

DSDはSACDで採用された2.8224MHzと、その2倍の5.6448MHzが主流となっています。
パソコンではDSD専用の再生方法が確立されていないので、ASIOの規格にDSD信号を載せる方法とPCM信号にDSD信号を載せる2つの方法があります。
PCM信号にDSD信号を入れて再生するため、オーディオ機器側ではDSD信号が入ったPCMなのか普通のPCMなのかの切替の判断の際にプチノイズが鳴る場合もあります。
PCMの曲とDSDの曲を交互に鳴らすというのは、実際に音楽鑑賞をする時にはファイルの管理やプレイリストで分けておけば対処できることなので、このプチノイズが気になることはありません。
しかし再生ソフトの設定が面倒だったり安定してなかったり少ないと言うのは困った状況です。

個人的には音楽再生はミュージックサーバーに任せて、パソコンは再生のリモコン操作だけを行うのが良いのかなと思い始めてます。
何十万円もしなくても、簡単に使えて、できれば普通のパソコンよりも音が良いミュージックサーバーがあったら良いなと思いつつ、ほぼ完成して現在は日本語化も終わってテストを行ってます。

24/192FLACなどのハイレゾはもちろんDSDの再生もでき、パソコンはもちろんスマートフォンやタブレットからリモコン操作を行え、現在のUSBオーディオと再生ソフトと同じ程度の手軽さで設定でき、頑張って音質重視に設定したWindowsよりも音が良く、もちろん安定して連続使用可能。
こんな機種を目指してます。
年末か年始あたりに発表予定です。